私はとあるカルチャーセンターで習い事をしています。
ある時、そのクラスの講師の先生のバースディが近い、ということを知りました。
そこで、クラスのメンバーで、何かお誕生日のお祝いをしようということになり、
プレゼントを何にしたらいいか話し合いました。
お茶の好きな先生だから、ティーポットやカップのセットが良いのでは?ということで話がまとまり、
メンバーの一人が、品物を見つくろってくることに決まりました。
そして、お誕生日当日のこと。
プレゼント係のメンバーが、先生に「お誕生日おめでとうございます」と差し出したのは、一通の封筒。
先生は、「えっ、私の誕生日、皆さん覚えていて下さったんですか?ありがとうございます!」と大喜び。
でも、他のメンバーは、内心(あれ? ティーセットじゃなかった?)とけげんな顔をしていました。
(もしかして、なにか事情があって、商品券とか、図書カードにでもしたのかしら…?)と皆、思っていたのですが、
先生の開けた封筒の中には、一枚のメモが。
そこには、こう書かれていました。
「ホワイトボードの裏を見てください」
先生は「これって…?」と不思議そうにホワイトボードの裏をのぞきました。
するとそこには、一通の封筒が貼ってありました。
その封筒を開けると、今度は「コートハンガーの横」とあります。
先生は急いでコートハンガーをチェックしました。そこにはまた封筒が!
開けると、「先生のイスの裏」。先生はまた、自分の場所に逆戻り…。
イスの裏の封筒の中には「○○さんの横の、紙袋」と書いてありました。
そして、その紙袋の中には、きれいにラッピングされたプレゼントが!
包みを開けると、上品な模様のティーセットが入っていました。みんな、大拍手。
先生は、「こんな楽しいバースディプレゼントは初めてです!」と喜んでくれました。
そして、周りの私たちも、先生と一緒に、ドキドキ・ワクワク感を味わうことができました。
とても素敵なサプライズ・プレゼントでした。